--理系脳?--
石破新首相の言動について多くの批判が聞こえてきます。自民党総裁選での記者会見やテレビ番組で表明したことを、ひっくり返したり、無かったことにしたりしているからです。
こういう状況について、評論家やジャーナリストから、何故こんなに短時間で言うことが変わるのか、とか、頭の中はどうなっているのかとの疑問の声も多くなっています。
その疑問についての回答で説得力がありそうなものが、「何も考えていない」のだという意見です。何も考えていないから、良心の呵責なしに、いくらでも変更できるというものです。
しかし、見方を変えれば、思い込みがない、あったとしてもすぐに変更できる、という特性は、理系に必要な要素と言えます。もちろん、理系でも自分の意見を持つことは必要ですが、他人と話をして、その意見に触発されて自分の意見を変えるのは、恥でもなんでもありません。柔軟な考え方としてポジティブに評価される事柄だと思われます。
ということは、石破茂は、政治家ではなく、理系の研究者になるほうが良かったのではないかとも思えてきます。
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進路選択では、様々な要素が検討されますが、自分が頑固かどうか、思い込んだら一途になる信念を持つことがあるかどうかについても検討してみては如何でしょうか。もしそうなら、多分どんな職業にも適応可能ではないかという気がします。しかし、自分の考えがころころ変わりやすい、とか、外野の意見を受けいれることが多い、とか、そもそも自分の意見が浮かばないという場合には、適応できない職種がありそうです。筆者個人の経験や偏見から極論を言えば、例えば、頭の中がスカスカだと思ったら、理系を目指してみるのも有力な選択肢です。柔軟な考えが得意で、天職にめぐりあえるかも知れませんから。
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